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小ネタ日記

TOS・TOA・彩雲国物語等の名前変換小説の小ネタを載せております。 感想・意見・質問ございましたら各記事のコメント、もしくはサイトにてどうぞ。

小ネタ日記の諸注意

当ブログの諸注意です。

サイト本館の散文置き場的位置づけとなっております。

TOS・TOA・彩雲国物語等の名前変換小説の小ネタを載せております。
残念ながら名前変換はできませんので、デフォルト名でお楽しみください。

連載を行っていたり、お題でお話を書いていたりと内容は統一感があまりない仕様となっております。
右側、カテゴリーにて、ジャンル分けされておりますので、お好きなジャンルでお楽しみ下さい。


・感想・意見・質問等ございましたら各記事のコメント、拍手、もしくはサイトにてどうぞ。
・こんなの読みたい!とかネタを提供していただけると、書けそうなお話でしたら調子に乗らせていただきます。感想を頂いて、そのまま書いてみたりすることも結構ありますので。

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遙か4 那岐BD

デフォルト名:楠本陽菜

 君に会えたこの縁(えにし)を、大切にしていこうと改めて願うのだ。
 君がこの色を見て微笑んでくれるから。少しだけ、ほんの少しだけ嫌いになるのを辞めようとも思うんだ。



「那岐君」

 天鳥船の回廊で身を隠す場所を求めて歩いていた那岐は、ため息混じりに足を止めた。     

 振り返らずとも声の主は予想がついていたのだが、気が付いている動作を取らないと延々と呼ばれる事が分かっていたからでもある。

「……なに」
「今からお昼寝?」

 回廊に面した陽菜の部屋から顔を覗かせた彼女は、少しそわそわした様子で那岐の横にやってきた。
 いつもと違う様子に違和感を覚えながらも、敢えて追求せずに自分の目的を遂げるために問いかけに答える。

「分かってて呼び止めたの?」
「確認、かな。お昼寝なら今渡したいなって思って」

 そう言って、彼女は後ろに隠し持っていたらしい布の塊を那岐へと差し出してきた。反射的に受け取った那岐は、それと彼女の顔を見比べ片眉をあげる。

「なに、これ」
「お誕生日おめでとう! もう寒くなってくるから堅庭でお昼寝する時に使ってね」
誕生日……」

 何故か立ち尽くす那岐に、日付を間違えたのかと陽菜は慌てて懐から木簡を取り出す。彼女が柊に確認して作成した簡易的な日付の確認表でもあった。

「あれ? あってるよ?」
「ああ、多分今日は僕の誕生日であってる」
「びっくりした。それなら今日は驚くことが続くかもね」

 イタズラな光を漂わせて笑う彼女から、他の面々も何か考えていることが窺いしれて少しげんなりとした那岐は、夕飯までの間に真面目に姿を消すことを考えていた。

「これ、開けてもいいの?」
「勿論。那岐君の為に作ったから」

 出てきたのは、あちらの世界では見慣れたもの。ストールと呼ばれるもので、こちらではあまり見慣れないものであった。そして、染められた色は……。

「緑色?」
「那岐くんの目の色に合わせてみたんだ。……前から思ってたんだよ、那岐君の瞳の色。綺麗だなって。新緑の葉っぱみたいで、前にくれた椰の葉のお守りみたいだなって。お昼寝する時に有効活用してね」
「……まあ、悪くはない。かな」

 忌々しい筈のこの色が、少しだけ好きになれるのは君の笑顔があるから。





***
那岐お誕生日おめでとう!

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有馬誕SSS

ついったーの鍵垢で書いたSSSの繋げたものです。

有馬隊長殿。いつの間にか耳に馴染んでいた彼女の声が耳を打つ。
立ち止まり振り返ると、見慣れた柔らかなそれでいて艶やかな微笑みが己を見つめていた。唇に挿された紅が目につき、そっと視線を鍔で隠す。
「お会いできて良かったです。よければ召し上がってください」

差し出されたものを反射的に受け取ろうと手を伸ばし、指先が彼女の手に触れた。手袋越しの筈なのに伝わる熱に、衝撃が身体の中を走る。けれど、戸惑う心とは別に身体は勝手に彼女から物を受け取っていた。
「コロッケか。有難く頂戴しよう」
「あたたかいうちにどうぞ」

有馬隊長殿。再び呼ばれた己の名前。
反射的に目を向けた先にある、見慣れぬ微笑みに。
「お誕生日おめでとうございます。一年が有馬隊長殿にとって、良きものでありますように」
赤くなる頬を隠すように、俯き加減に小さな礼をつぶやくことしかできなかった。



****
まともに書けなくて申し訳ないです。

有馬さん、お誕生日おめでとうございます!!

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遙か6 村雨SSS

Twitter鍵アカウントでのSSS

 
それは只の幻想で、熱病のようなもの。次第に覚めるよ。
そう言ってその人は帽子の鍔をさげて顔を隠してしまう。
自分の気持ちは自分がよく分かっている。そう言い募っても彼は目を逸らしてばかり。それなのに。

「…神子さまは特別なのね」

自分は許されなかった距離を彼女は許される。



***
村雨さんが好きで、ハイカラヤに入り浸る父親と共によく顔を出していた娘さん。
いつも村雨さんにすげ無くされて、でも黒龍の神子には対応する姿を見た時。

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櫻散る庭 薄桜鬼×刀剣乱舞

デフォルト名:立花眞里


極の修行に行く短刀の選び方

「極、か……」

 こんのすけから手渡されたのは、短刀の更なる力を目覚めさせる「極」という修行。先行して修行に行けるのは五虎退、厚藤四郎、乱藤四郎、平野藤四郎の四振。この中から一振りのみ。
 眞里は読み終えた文を近侍の和泉守兼定へと手渡す。彼はさっと目を通すと主を見つめた。

「誰に行かせるんだ?」
「さて。皆の意思を確認しないといけないとは思うけれど、皆行きたがるのか分からないからね」
「まあ、この四人は練度も条件を満たしてるしなぁ。厚藤四郎辺りは行きたがるのは目に見えてるが……」

 和泉守兼定の言葉に眞里は厚藤四郎の姿を思い浮かべ、この話を告げればどのような反応が返ってくるかを想像してみた。
 表立って感情を顕にすることは珍しいが、血気盛んな一面もあるため、即答で名乗りでる気がするのは近侍の意見と同じであった。

「ふむ。だがこういうのは本人の運も大事だと聞いたことがある。早い者勝ちということで、私が会った順に訊ねてみるとしようか」
「……まさかとは思うが、面倒がってないか?」
「……そんなことはない」

 文机の上を片付けながら眞里は、視線を逸らした。
 わかりやすい様子に小さく笑うと和泉守兼定は政府からの文を丸めて重要書類の棚へと納めた。

「さて、誰が始めに来るかな」

そしらぬ振りを始めた彼女の視線は傍にかけられた太刀へと向かっていた。そろそろ稽古場へと乱入する頃合いなのだろう。この審神者は芯からの武闘家であり、武士であったため毎日必要以上に稽古場へと顔を出しては刀剣男子を切っては投げ切っては叩きつけを繰り返していた。
刀剣男士立ちも似たような血気盛んな者達ばかりで主が稽古場へ現れると稽古の相手に名乗り出る者が途切れることはなかった。

すっと、静かな動作で眞里が廊下へと視線をやる。同じくして和泉守兼定も廊下へと顔を向ける。
隠しているわけではないが、だだ漏れでもない。静かな気配が部屋へと近づいているようだった。

「……誰だ?」
「おそらく、五虎退だろう。今日稽古を約束していたからだろうか」
「……五虎退」

同じことを考えたのか、彼は何も言わずに腰をあげると先ほど棚へと置いたばかりの文を手に取った。

「早い者勝ちで、本人の意思を確認すればいいんだな?」
「そうだな。それか、希望者は私から一本取るというのは」
「それだと誰も修行に行けないと思うが」
「……そうか」
「いや、残念がらなくてもあんたと打ち合いなんて皆喜んでやるだろうが」

彼の言葉に眞里はそうだろうか、と首を傾げていたが廊下よりかけられた言葉にすっと姿勢を正した。

「主さま、五虎退です」
「ああ、どうぞ」

失礼します。そんな言葉と共に、小さな虎を連れた短刀五虎退が入室してきた。今日は五虎退に稽古を誘われていたため、わざわざ迎えに来たのだろう。室内に入ると五虎退は静かに眞里の前に腰を下ろし、胡座をかく。

「もうお勤めはよろしいのですか?」
「ああ、一息ついたからそろそろ稽古場へと向かおうと思っていたところだよ。迎えに来てくれてありがとう」
「良かった。お仕事、邪魔してしまったかと思いました」
「おーい、これ。いいのか」

五虎退とのんびりとした会話を交わしていると、和泉守兼定が眞里の斜め後ろへと腰を下ろし文を手渡してくる。受け取ると、忘れていたとばかりに五虎退へと差し出す。
突然文を渡された五虎退は驚きながらも、手に取って読むように促す視線に負け、畏まって文を開けた。
小さな双眸が驚きながらも次第に熱を帯び、少しの不安と期待に染まるのを眞里は静かに見つめていた。
二度、三度と読み返した後五虎退は静かに文を閉じた。

「五虎退」
「……はい」
「行くか?」
「行きたいです! で、でも」

眞里の問いに勢いよく答えるが、すぐに弱々しい声で否定の言葉が続く。そのまま続けられる言葉には興味がないのか、切りたいのか眞里は膝を軽く打ち和泉守兼定を振り返った。

「よし。では、記念すべき初修行者は五虎退だな。手続きを頼む」
「へいへい。やっておくから、その間予定通り稽古でもなんでもしてこい」
「助かる。頃合いを見て戻る」
「え、主さま?」

立ち上がり太刀を手に部屋を出て行く眞里に呆気に取られながらも五虎退は無意識にその後に続き、稽古場へと向かっていった。

「本当に僕が行ってしまっても……」

五虎退が読んだ文の中には修行に行ける他の兄弟たちの名前が載っていた。なのに協議もないままに自分が勢いのままに名乗りでてしまい、それでいいのか不安に飲まれていた。

「私は誰が行ってもいいと思っていた。恐らく何人かは希望するとも。五虎退の後にまた行けばいいだけの話ではないだろうか」
「でも、僕が一番だなんて……」
「あの文が来て初めに会った順に問おうと思っていたんだ。だから初めに来た五虎退に選択権があった。ただ、それだけのこと。運も実力のうちとか言うそうだ」
「運も実力のうち……」
「そう。まあ、二人目以降は違うやり方にするけどね」


 追い付いた主の顔を見上げれば、柔らかな笑みを見つけ少し照れ臭くなってしまった五虎退は抱き上げた小虎の誤魔化すように撫でる。ふわりと自分の頭が撫でられ思わず手が伸びてきた先へと視線をやると、眞里が優しい顔をして笑っていた。

「へへっ」
「さあ、では修行に行くと共に稽古が出来なくなるし今日はとことんやろうか?」
「えっ、そ、その……」

 何時もならば躊躇いながら「自分相手では……」と控えめに遠慮しようとする五虎退であったが口ごもった後、主を見上げた視線には力強い光が宿っていた。

「主さま、お願いします!」
「よし、遠慮なしにかかっておいで」
「はい!!」

奮闘虚しく、いつも通り眞里にこてんぱんに負けてしまった五虎退であったが、その面差しはすっきりとしており事情の知らない短刀の兄弟達はしきりに首を傾げていた。



***
友人が出した薬厚本に現パロの薬厚を書かせてもらいました。
その本の友人の主題が極の修行に行く厚藤四郎のお話だったので、うちの審神者の眞里さんならどんな感じで修行に行く子を選ぶかな?と思って書いてみました。
ぷらいべったーに載せてたのをそのままこちらへ。

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