忍人夢(?)
忍人ルートEDネタバレです。イコール……。
ダイジェストですらない、勢いのみです。
デフォルト名:レウル
常世の軍人でアシュヴィン部下
始めは敵同士。相手をいかに出し抜くかで、合間見えたことはなかった。
状況は一変し、共に肩を並べ時には背中を守りあい。
芽生えたのは戦友へ対する信頼の情。
何度も言葉交わし、更に芽生えたのは果たしてどちらが先か。
「二つの国の桜を見比べるのもいいかもしれないな」
「でも、即位式が終わるまではそんな時間は取れないわね。お互いに」
「先のことよりも目先のことだな。明日は」
「禍日神との戦いだ。だけど、魂を削られて体調が調わない弧浪将軍は早めに休まれた方がいいのでは?」
「フ。なら、後の雑務は常世が誇る孤高将軍にでも任せるとしよう」
「生太刀となっていても、今までの業を背負わねばならないというの…?!」
「…す、まないな。きみと、…や…、そく…」
「……ううん、ほら、ここからも桜が見えるよ。千尋を祝うかのように、淡い花が満開だ」
「…そ、だな……っは…。す、まっ…」
「私は、君とともに背を合わせて剣をとれたことを光栄に思う。例え、相容れない道を歩いて率いていたとしても。泡沫のような時だったとしても、私は幸福だった」
「…俺も、君と……肩を並べられたことを…誇りに思う……」
「忍人……」
「……(目が、霞む…君の声が)とおのく…」
「忍人……見えないのか」
「…レウル……君、が」
「私は忍人が好きだ。君も同じ気持ちで居てくれたと自惚れても良いのかい?」
「…君は…いつもそうだったな」
虚ろな眼差しで淡く微笑んだ忍人の頬に悪戯な桜が舞い降りた。
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勢いだけでした。
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