TOS・TOA・彩雲国物語等の名前変換小説の小ネタを載せております。
感想・意見・質問ございましたら各記事のコメント、もしくはサイトにてどうぞ。
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本館(Radinrop)で連載中のschiettamenteエルドラント編の一部です。
かなりのネタバレでさらに捏造入っちゃうので、
ゲームの内容が変えられるのは嫌という方、又は
ネタバレなんか読みたくねぇよという方は他の小話をお楽しみ下さい。
まあ、読んでやろうかと思われたら右下の[つづきを読む]からどうぞ。
[0回]
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つづきを読む
女性なのにフェミニスト?
ダアトの町に久しぶりに帰ると懐かしい人がハーレムを作っていた
「…何なんだ?」
「あー、あれのこと?ダアトのほぼ名物だよ?」
「どういうことですの?」
ダアトの人間ではない彼等は訳知り顔のアニスに疑問を投げ掛ける
アニスは話せば分かる、といってハーレムの中心に向かって手を振った
「アディシェス~」
それほど大声という訳ではないアニスの声が聞こえたのかハーレムの中心に居た人物は上手にその集団を解散させ、こちらへと走って来た
「なにかしら、アニス。今日も可愛いよ。小悪魔してる?」
「うんしてるしてる」
「…何だこの会話」
「女性に囲まれてるからよほどの美男子なんだろうと思ったが、美人の女性だったとは」
ガイとルークの会話が聞こえたのかアニスと楽しそうに話していた彼女はローレライ教団の敬礼をした
「はじめまして、私ローレライ教団神託の盾騎士団第五師団所属アディシェス・アスタロト響士であります」
「……師団といいますと、六神将の部下の方ですね?」
「アディシェスはシンクの部下だよね~」
アニスとジェイドの言葉に全員に緊張が走る
だがアディシェスは途端に嫌そうに顔を歪めた
「烈風だか疾風だかラップだかシップだか変な名前のついた生意気な上司なんかいりません」
「…あれ?疾風のシンクだっけか?」
「烈風の筈だったけど…」
「アディシェスはシンク以外の六神将と仲がいいんだよ」
「で、アニスちゃん。この方達は誰?」
「あ、忘れてた。んーと右からルーク、ガイ、ナタリア、ティア、大佐だよ」
「…アニス、大佐では分からないでしょう」
「……ジェイド・カーティス大佐ですね」
「おや、よくご存知で」
「いえ、ディストがよく零していたので。あとティアさんとナタリアさんは知ってるわ」
「おお、さすがアディシェス」
「なにがどうさすがなんだ?」
「アディシェスはダアトの女性の名前が全員言えるんだよ」
「…なんかすげぇ」
「いや、恐いだろうそれは」
「そうだ思い出した。アニス、パメラさんと今度お茶しようって言ってたからそれまでに一回帰りなさいよ」
「じゃあ夕食おごって☆」
「お姫様の願いなら」
「わ~い!」
「何でだ…?何で女なのにあんなセリフが似合うんだ?」
「しかもキマってるねぇ。違和感がまるでない」
「……あ、思い出したわ」
「何をですの?」
「女性信者や士官にすごく人気のある響士がいるって聞いたことがあるの。彼女のことだったのね。」
「じゃあね、アニス」
「約束忘れないでよ~☆」
「そっちこそ」
「あ、いっちまった」
「アニス、何の約束をしたの?」
「今度ダアトに来たら、あたしとティアとナタリアにご飯奢ってくれるって」
「…そんなの悪いわ」
「そうですわ」
「……なぁ、俺達は?」
「さあ?知らない」
「………」
***
思い描いていた物とは180度違う物になってしまいました。…何故?
アニスとも顔見知りの様です
[0回]
※この小話はアビスのschittamentの主人公がまるマの世界に流れてしまったらという『もしも』話という作者のお遊び心で書かれています
お嫌いな方はそのまま違う小ネタをお楽しみ下さい
[0回]
つづきを読む
彼の口癖は勘に触る
「はい、これで大丈夫ですよ」
傷口へとかざしていた手から優しい光りが消えた
腕に傷を負っていた女性はほっと安堵のため息を吐いた
「傷口は塞がっていますが治癒力を損ねない為に軽くしかしていません」
言葉と共に傷口に消毒など諸々を処置し包帯を巻く。そして立ち上がるととろけるような笑みを浮かべて手を差し出した
女性はほうけたようにその手に掴まり、起こしてもらう
「暫くはこちらの手で重たいものは持たないようにしてくださいね?」
「………はい。ありがとうございました」
「港まででしたらお見送り致しますが?」
ニコリと微笑むと女性は顔を真っ赤にして首を振った
「ありがとうこざいます。ですがお気持ちだけ受けとらせていただきます」
もう一度礼を言い、頭を下げながら女性は巡礼の道を歩いて行った
それを笑顔で見送るとさっと後ろを振り向き爽やかに笑った
「さあ、アッシュ。治療するから腕を出せ」
「このっ、えこひいき野郎が!」
その罵倒にアディシェスは眉をひそめた
「その罵りは頂けないわ。だって私は『野郎』じゃないもの。…どうしよっかな~?グミは全て私の手の中。アッシュは治癒術は使えない」
「………悪かった。……頼む」
白旗を不機嫌顔で上げたアッシュはソッポを向いた。その様子がおかしくてアディシェスは屈み込んで手のひらをかざして小さく詠唱をはじめた
そっぽを向きながらもアッシュは耳に入ってくるアディシェスの朗々と紡がれる言葉を聞いて目を閉じた
(声はいいんだから、音律士にでもなりゃいいのに)
「――…ハートレスサークル」
第七音素と第二音素が手を結びアッシュとアディシェスの周りに陣を作る
アッシュは静かに傷が癒えていくのを感じた
「……ありがとう」
「どういたしまして。――…じゃあ戻ろうか」
「……ああ」
先に立ち上がったアッシュに手を貸され起こしてもらったアディシェスは肩を軽く回した
何故か部隊が違う二人が戦闘になると決まってアディシェスは後衛に回り、アッシュが前衛に回る
なので怪我はアッシュの方が圧倒的に酷いのだが致命傷や重傷でない限りアディシェスはアッシュの回復は後回しにする。それは彼が自分で後で良いと言うからである
「あーあ。私転属届けでも出そうかしら?」
「何故だ?」
「アッシュとの方がやりやすいもの」
「………」
「だから第一師団に」
アッシュの部隊は特務師団である
「…ラルゴか」
「お父さんみたいよね~面倒見も良いし~」
「……」
「……あっさん、妬いてる?」
話さなくなったアッシュにからかうようにアディシェスは肩を軽く叩いた
「ばっ!屑が!んな訳あるか!!あっさん呼ぶなっつってんだろうが!」
「………ていっ」
屑といわれてむかついたアディシェスは先ほど傷を受けていたアッシュの腕を強く握った
***
ダアト港からの帰り道を偶然一緒になった二人が通りがかった所で女性が魔物に襲われていたという設定(らしい)
戦闘時のコンビネーションは抜群らしいです
気付くとシンクは名前のみ
多分このこは大佐とはソリが合わないと思われます
所謂同族嫌悪
何が書きたかったのか意味不明で終わりました(いつものこと)
[0回]
彼はやはり恵まれない星の下に生まれたのだと想う
「くそっ! マジ死ね!!」
扉に向かって呪阻の言葉を吐くと同時にアディシェスは苛立ちをぶつけるように手元の本を扉に投げつけた
だがその時と同時に、ノックの音と共に誰かが室内に入ってきた
勿論その人間に本は勢いよくぶつかった
「おい、アディシェス……っつぁ!」
「……あ、ごめん」
入って来たアッシュは顔面で本を受け止めてしまったようで顔を手で抑えて唸りながら屈み込んでしまった
慌てたアディシェスはアッシュの所へ座り込み思わずその背中を摩った
「ごめんごめん。大丈夫?でも返事を聞かずに入ったアッシュも悪いんだよ?」
気遣うように顔を覗き込むと、ようやくアッシュの顔から手が放された。だが彼の顔を見て思わず笑ってしまい、そのアディシェスを睨みつけるようにアッシュは眼を吊り上げた
「っ~!なに笑ってやがる!!」
「……っ!だ、だって……!!おでこ、おでこ赤いっ……!!」
アディシェスはアッシュの赤くなったおでこを指差して笑い転げた
「っざけんな!てめぇが突然投げつけて来たのがいけねぇんだろうが!!」
言われた途端にアディシェスは笑いが止まり、その顔からは表情が消えた
突然のアディシェスの変化にアッシュは眉間に皺を寄せたまま唸った
「なに機嫌悪くなってんだ」
「あ?別に?」
アッシュに構うのをやめてアディシェスは不機嫌顔のまま執務机に向かった
それについていくようにアッシュも立ち上がって机上を眺める。途端に眉間に皺が寄った
途端に指が眉間に迫ってきて、避けようとする間に眉間に指が押し当てられた
「あっさん。皺が残るよ?」
「余計なお世話だ!それにあっさん言うな!……それよりこの書類の山は何だ」
アディシェスの机の上にあるのは書類の山、山、山、山
「あ?山っつったって、部下達からの嘆願書にー会計報告にー次回演習の計画草案にー」
「ちょっちょっと待て。それはアイツの仕事じゃないのか?」
アッシュが近くにあった書類を持ち上げるがそれらは全てアディシェスの上司であるシンク宛の仕事である。それを指摘されると不機嫌顔が途端に物凄い笑顔になった
思わずアッシュは一歩後退する
「知らないわよ。突然やってきて『アンタ、優秀な副官なんだって?ボクは忙しいからアンタ暇でしょ?やっといてよ』とか言って去って行きやがったの」
声真似が妙に似ている為にアッシュはその状況が易々と想像できた
「あのラップだか、仮面だか、疾風だか知らないけど、己の仕事は己でやれ!!……で、アッシュは何の用なの?」
何とも酷い言われ様だがアッシュは自分の通り名は覚えていてくれているのか心配になったが、やっと用件を聞かれたので答えた
「ああ、昨日話していた本を貸してくれないか?」
「………あーあれね」
アディシェスの部屋には大量に本がある。料理本から始まり兵法書や健康本、音素学の本に百科辞典
なのでよくアッシュはアディシェスに本を借りに来る
少しの間席を立ったアディシェスは三冊の本を持って戻って来た
「これだね」
「ああ、ありがとう。いつまでに返せばいいか?」
「一週間以内」
即答で帰って来た返事に彼女が仕事に取り掛かるのを察知したアッシュは踵を返した
「………あまり無理をするなよ」
小さく声を投げ掛ければ小さく礼の言葉が帰って来た
それに満足して小さく微笑むと扉のノブに手をかけた
だがそれを回す前に向こう側から回され、すぐに扉が開かれた。それも勢いよく。
痛々しい音が部屋に響いた
「アディシェス~ディスト様が来ましたよ~! ……一体そんな所で何をしているのですか、アッシュ」
勢いよく扉を開けて入って来たディストはそばで屈み込んで唸っているアッシュを見て首を傾げた。よもや自分のせいであるとは微塵も思っていないのであろう
「~~テメェのせいだよ!屑がぁっ!!死ね!!」
「うわっ!何をするのですかアッシュ!ギャアアアアァァァァ!!」
「アッシュ!帰りに医務室寄りなさいよ!それとそいつは少し離れた廊下に捨てて置いて頂戴」
***
アッシュとも仲がよいそうです(笑)
ちなみにアディシェスはアッシュの通り名は
「アッシュの通り名?……献血?」
「鮮血だ。…じゃあディストは何だ?」
「ディストォ?死人?」
「死神だ。じゃあリグレットは何だ」
「魔弾」
「…アリエッタ」
「妖獣」
「ラルゴ」
「黒獅子」
「…贔屓野郎め」
「教団の女性の名前は全員言えるわ!」
「威張るな!」
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