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小ネタ日記

TOS・TOA・彩雲国物語等の名前変換小説の小ネタを載せております。 感想・意見・質問ございましたら各記事のコメント、もしくはサイトにてどうぞ。

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彩雲国 小さな決断、分かれ道

 本日はお日柄もよく。
 そんな言葉が似合わない曇天の日の朝。軒を静かに降りた有紀は頬を撫でる冷たい風にそっと目を閉じた。

 いつもならば揺れる髪を通して風を感じるのだが、今は結い上げているためにいつもとは違う感じがした。

「頭重たいなぁ…」

 髪を結い上げるのを嫌がる有紀は普段は軽く飾りを着けただけで黒髪を鳳珠の様に後ろに流している為に、髪をすべて結い上げるというのは慣れないことであり苦痛であった。

 だが男児と同じように結い上げている為、装飾は紐と気持ち程度の石なので、女髪を結い上げることに比べればいくらかはましかもしれない。

 世間一般の男の子のような格好、いわば男装をした有紀は目の前で驚愕に顔をゆがめている絳攸を見てきょとんとした。


「おはよう、絳攸」
「っな、あ、ああ。おはよう……じゃない!」

 朝の挨拶をすれば絳攸もつられて返したのだが、否定されたことを不思議に思い有紀は首を傾げる。

「? まだおはようございますの時間帯ですよね?」
「日が高くなるにはまだまだたっぷりと時間があるぞ、絳攸」

 絳攸の斜め後ろで扇で口元を隠す黎深は呆れたように養い子を見た。
 その視線は「これから州試を受けるというのに頭がおかしくなったのか?」と言わんばかりである。

「そ、それぐらい私でもわかります! 私が言いたいのは、なぜ有紀がここにその姿でいるのかと言うことです!」

 なんだ、そんなことか。と黎深は鼻で笑った。
 言葉にされなかったその言葉を正確に読みとった絳攸は、有紀を見て、黎深を見た。

「そんなことでは済まされませんよ! 見送りにきたというわけでもないでしょう。有紀は」

「『瑛玉』だよ。絳攸」
「……は?」

 黎深に噛みつきそうな勢いの絳攸の肩をつかんで止めると、有紀はにこりと笑うと、もう一度言った。

「僕は『黄瑛玉』だよ。『黄有紀』の一つ年上の兄だ」

 本当は『瑛玉』なんて人間は存在しないし、有紀に兄はいない。
 だが、有紀がこのことを決めたときから戸籍上『黄瑛玉』はこの世に誕生した。

 しばらくぽかんと有紀を見ていた絳攸だったが、すべてを理解した瞬間に有紀の手からすり抜け、逆に肩をつかみ返した。

「今から、何をしに行くのか、わかっているのか?」
「国試を受けるために州試を受けに」
「なら! その、先がなんなのか、わかっているはずだろう?」
「絳攸」

 言いたいことをうまく言葉にできずにたどたどしくも有紀に懇々と諭そうとする絳攸の名前をそっと呼んだ。
 痛いほどに肩を掴み、じっと見てくる絳攸の手にせっと自分の手を添えると有紀は少し背伸びをして絳攸の額に自分の額を当てた。

 同じくらいであった二人の背丈は、気づけば絳攸の方が気持ちだけ高くなっていた。
 これから、もっと離されていくのだろう。

「もう決めたんだ。僕は絳攸みたいにその形であの方の傍にずっといられない。でも、数年でいいから一緒にいたいんだ。……せめてこの治が治まるまででいいから」

 受けると決めたときから思っていたことだ。
 有紀は今14歳。まだ女顔の男子だと言っても通じる。けれど、18歳の自分は通じないだろうと今から知っているのだ。
 女性が社会進出を果たしていないこの国で、大好きな養い親と共に同じ場所で働けることはこの機会を逸すれば一生こないのだ。

 ならば、せめて。一度だけ。

 朝廷が混乱すれば先は長い。
 おそらくは、国試どころではなくなるだろう。


 だから、せめて一度だけ。


「僕は一度だけしか受けない。落ちたら……潔く諦めるよ」
「だが…」
「だから、協力してくれないかな。絳攸、頼む」

 静かに頭を下げて頼み込む有紀、――否、瑛玉の姿を上から下へと眺めると絳攸はため息をついた。

 見ようと思えば女顔の男に見えるだろうと思ったのだ。ならば自分がこの友人を守ろうと、心の奥で決意した。

「わかった、『瑛玉』」
「ありがとう!」
「さ、さっさと行くぞ!」

 照れた顔を隠そうとして、絳攸はさっさと軒に乗り込んだ。そんな後ろ姿を見て有紀は笑みを浮かべ、黎深を振り返った。

「では、行って参ります」
「絳攸共々迷子になりにいくのか?」
「迷子にはなりませんよ」

 礼儀正しく礼をすると有紀は絳攸と同じ軒に乗り込んだ。



 州試の会場では、迷子になることはなく無事終了した。

 絳攸は一位で及第。有紀は8位で。後々の国試で絳攸は三元を取り、有紀は国試も18位で及第を果たした。



加筆修正が激しそうな話になりました。とりあえず加筆修正がなされるお話です。

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彩雲国 銀朱色の髪の魔女

 たとえ目的が違えども、同じことならば同じはず。


 全国津々浦々点心修行、という名目で王位争いが集結した直後彩雲国を旅している有紀は、旅の目的であった点心よりも、自身にとっては馴染みの深い音楽に興味をひかれていった。

 国が大きく八つに分かれていて、それぞれに特産があり、風習があり、それぞれの暮らしにひっそりと音楽が馴染んでいた。

 その発見は驚きと喜びと、幾ばくかの郷愁をを有紀にもたらした。

 生活に密着した音楽、その土地柄を表す芸術的な音楽。

 それらはどんどんと際限なく有紀を魅了していった。


 けれど、同時に恐怖も与えた。
 新しい曲を覚える度に身に染み着いていたはずの故郷の数々の曲を忘れゆく気がしたのだ。


 思い起こせば、彩雲国にたどり着き、帰郷を諦め、彩雲国に根付くと決めたときから10年近い歳月が過ぎていた。

 時たま思い出したように弾いていた曲以外にも、18年間で覚え、感動し、好きになった曲はたくさんある。

 けれど、この世界では有紀以外に知るものはいないのだ。

 何十人の演奏者が奏でるオーケストラも、一台で多彩な音を奏でるピアノも、愛用していた楽器も。

 彩雲国には存在しない。

 有紀の中にある曲を奏でられるのは、有紀のみ。けれど有紀には、二度と耳にすることはできないのだ。


 そんな有紀に、雪解けをもたらしたのは保護者ではなくて、幼なじみの彼だった。
 彼は、突然貴陽を飛び出した有紀を詰るのではなく、あの苦笑に近い笑みを浮かべて言った。


『“やりたいこと”見つかったんだろ?』

 やりたいことが見つからず、焦って投げ出したことのある有紀の、少しかさついた心にそれは優しく沁みいった。

 そうだ。やりたいことが見つかったんだ。

「そうだね。……私は、私の中にある曲を残しておきたい」

 その日から、五線譜を作る日課が始まった。
 この国独特の楽譜はつきあっていくうちに読めるようになった。

 けれど、曲を書く、ということをする場合においては有紀は五線譜ではないと書きたくなかった。
 だから、まずはじめの一歩は五線譜から。



 後々。旅の途中で出逢った龍蓮のすすめで有紀も自作の曲を作ってみるようになり、それらは五線譜にのみ書き残されていった。




(不思議な言葉でいくつかのお題2)


 リハビリリハビリ。

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彩雲国

 鈍色の空からひらり舞い降りる羽を手のひらでそっと受け止めると、静かに消えた。


「有紀」

 静かに、耳障りの良い声が耳を打った。
 ここ最近は何かにぼうっとしているときによく声をかけられるなと苦笑すると、手をそっと降ろして振り返った。

 銀色の髪に白い雪を積もらせながら、不安と焦りが混ざった表情の絳攸がそこに立っていた。また迷っていたのか、回廊の向こうの白く染まった地面に立ち尽くしている。
 彼の名前を呼ぼうとして口を動かすがそれは音にはならず、白い息となって宙に霧散した。

 けれど、彼は頓着しないのかそれ以上の懸念事項があるのか、つかつかと有紀の元へと歩みを進めた。

 一歩一歩進むごとに、詰まった音とともに白い地面に彼の足跡がついていく。

「こんな日にこんな場所でなにをしている」

 気づくとすぐ側にきていた彼に手を掴まれた。
 雪が降るような冷えた寒空の下に何刻も居た有紀の手は冷たくて、その氷を思わせる冷たさに彼は眉根を寄せた。

「……有紀」

 静かに、低く呼ばれた名前に微苦笑しか浮かばない。
 彼の方は心得たもので、強く有紀の手を握ると、たたらを踏まない程度の強さで引っ張り歩き始めた。
 迷いのない足取りで進む先は回廊で、その先はおそらく後宮だ。さらに詳しく言えば有紀の部屋で。

 こんな状態をほかの女官に見つかれば根ほり葉ほり聞かれることは明白で、腕を引かれることに特に異論はなくとも、そんな事態は避けたかった。
 なので、力比べでは完全に負けはするが、反抗の意を示すために絳攸の腕を逆に強く引いてみた。
 やはり不思議に思ったのか、真剣な顔に困惑の色を若干混ぜながら、足を止めて有紀を振り返った。

 どうした?と問うてくる視線に笑うと彼はわからないといったように首を傾げた。

「部屋じゃなくて府庫がいいな」
「……行くぞ」

 くるりと素直に方向転換した先はおそらく府庫で、有紀の希望の裏を読むことなく絳攸は彼女の希望を優先した。

 普段ならば狂った方向感覚が彼の行く先を狂わせるのだが、なぜかこういうときだけ彼の方向音痴は発揮されない。

 なぜそんなに自分のことで必死になってくれるのかわからないが、絳攸にとって自分の存在が黎深と百合姫の次の次くらいにこれるものなのかな。そうだとうれしいな。と人知れずこっそり思い、笑いを噛みしめた。




 そんなやりとりを見ていた、双花菖蒲の片割れと、主は思わず顔を見合わせた。

「あんなに仲睦まじいのに、何故そういう関係ではないんでしょうね」
「うむ。…だが、有紀のあんなうれしそうな顔は余は、あまり見たことがないぞ」
「おや。私は絳攸相手でしか拝見したことがありませんが……」
「黄尚書と一緒の時が一番嬉しそうだ。二番目が絳攸であとは……何故だ?扇が、何故今飛んでくるのだ……」



**

いつまでたっても互いの対応に変化がありません2人でした。

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彩雲国 出会いは父茶とともに

 ひな鳥が親鳥に餌をねだるように、それは自然な行動。



「邵可様?」

 どっさりと大量の書物を手に、有紀は府庫を訪れた。
 広い室内に静かに響き、そして室にいる本達に声は吸収された。
 辺りは静けさが漂う。


 時は王位争いが激化しつつある年。
 女の身でありながら不純な動機で国試を受け、そして受かってしまった有紀は『黄有紀』としてではなく、一つ上の兄(現実には存在しないが)『黄瑛玉』という人間として朝廷の工部の官吏として在籍していた。


 府庫を管理している紅邵可は、出仕と自主休日を交互にとっていて、今日は出仕してくる筈だった。
 傾き始めた朝廷から離れ、彼は王位争いの余波をまともに受け、貧困に喘ぐ貴陽の町のために東奔西走していた。
 時期に完全に出仕してこなくなる。邵可の口からそう告げられたのはつい先日のことである。

 朝廷が完全に機能が停止する前に打つ手は打ちたいという一部の官吏のために有紀もまた、朝廷から身動きが取れなくなっていた。
 けれど少しでも邵可の、延いては町の人のために何かできることをと、植物の本を片っ端から集め、時間の合間をぬってそれらをまとめあげて冊子にした。

 それを邵可に渡すために訪れたのだが、彼はまだ居ないようだった。


 いないのならば仕方ない。
 自分の先輩が数刻の休みをくれたので、勝手に悪いが府庫で休憩させてもらうことにする。
 時間までに邵可がきたら手渡せばいいし、来なかったら書き置きを残しておけばいいのだから。


 新しい薬草の本を棚から抜き出し、お茶を淹れる。

 だが、優しいお茶の香りを嗅ぐと張りつめていた糸が切れたように急に眠気におそわれた。
 霞む視界の中、辛うじて本を机案の向こうにどけて、そのまま意識は暗転した。





 次に意識が戻ったとき、周囲に人の気配を感じた。
 ゆっくりと起きあがると肩から何かが落ちる感触がして、ぼんやりと下を見ると見慣れない衣が落ちていた。

 腕を下に伸ばして指で摘むと柔らかなさわり心地でそれだけで上等品だと分かる。
 力が戻ってきた目でそれを見ると、薄い紫色をしていた。


「…禁色?」
「おや、起きられましたか?」
「邵可さま……?」

 柔らかく笑う音がした。そっと指で目をこすり辺りを見渡して状況を確認した。

 邵可の定位置の斜め前に有紀は腰掛けてうたた寝していたのだが、邵可の正面。有紀の斜め前に誰かがいた。

「邵可さまのお客様でいらっしゃいますか?」

 有紀より少し幼い年の少年がいた。
 まるで得体の知れないものでも見るかのような表情で有紀を見ている。

「ええ」
「そうですか。初めまして、黄瑛玉ともうします。お見苦しいところをお見せしたあげく、上着を貸してくださりましてありがとうございます」

 へにゃりと笑いかけると、少年はどうすればいいのか分からないのか戸惑ったように邵可をみた。それに対して邵可はうなずき返しただけであったが、少年は再び有紀と向き合うと戸惑いを隠さないまま。

「どういたしまして…」

 とだけ返された。

「邵可様、お茶をお淹れしますか?」
「お願いしてもよろしいですか?」

 うたた寝をする前に自分で淹れたお茶を手にすぐに立ち上がると、茶器を用意してお湯を調達しにいく。

 やがて芳しいお茶の香りが中りに立ちこめた。

 邵可、少年の前に茶器を置くと静かに腰掛けて、茶器を手に取った。
 そうしてから、府庫に来た用事を思いだした。

「邵可様、お渡ししたいものが」
「おや、なんですか?」

 にこにこといつもと同じ笑みを浮かべる邵可の奥に、哀しみと憤りを見つけた有紀はそっと目を伏せ冊子を取り出した。
「あると便利かと思いまして、差し出がましいことを……」
「これは……」
「効能のある薬草、食べられない植物をそれぞれ纏めてあります」

 食べられる。ではなく、食べられないもの。
 これから更に悪化の一途を辿るだろう現状を思うとそのような分類になってしまった。
 静かに頁をめくる邵可の言葉を待った。

「瑛玉君も忙しいのにありがとう。是非使わせてもらいますね」

 ほんわりと邵可独特な笑みを浮かべ、彼はそっと本を閉じた。


 そのときは少年の名前には触れず、有紀は工部へと戻った。
**

アナザーストーリー的なものです。
本編の有紀は劉輝にあったことはありません。(紛らわしい)

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彩雲国 金色の麦の穂と銀の匙

『もしもシリーズ 絳攸→有紀』



 その小さな微笑みが好きなんだ。



「あ……」

 後宮の一郭、離れのような庭園で美しく咲いた椿を指先で撫でていた有紀は、突如かかった声にゆったりと振り返った。
 目立たないように挿した簪がしゃらりと音を立てた。

「李侍郎……?」
「だからそう呼ぶなとっ!……っ」

 反射的に言葉を返す癖でもついているのか怒鳴り声に近い声で返した絳攸は罰が悪そうに黙り込んだ。
 思わず居住まいを正し、首を傾げてしまう。やはりしゃらりと簪の装飾が鳴った。
 音につられて絳攸の視線はそちらに向かった。

「絳攸?」
「……その……ソレはどうしたんだ」
「え、どれ?」

 何か変な場所でもあるのかと有紀が手を彷徨わせる。

 けれど絳攸の視線は一直線にそれを見つめていた。


 彼女の養い親、戸部尚書かと思いもしたが、見る限りあの人の趣味ではないだろう。
 彼女が後宮にあがってからは過保護ぶりに磨きが掛かったと黎深から有紀から聞かされていた絳攸は同時に送られてくる装飾品も見ていた。

 あの簪は彼の方の趣味ではない。

 では誰が。絳攸は見たことのない簪に胸がもやもやしてきていることに気づかずに考え込んでいた。


 基本的に彼女は装飾品には興味がないのだ。
 数少ないものを大切に使う。それは彼女の美点だった。同時に彼女の養い親は一抹の寂しさを覚えているらしい。


 考え込む絳攸を見て有紀は少し困ったように笑うとするりと簪を迷うことなく引き抜いた。
 まだ複雑なようで簡素な結い方をしてある黒髪は滑り降りてこない。

「これはさっき藍将軍に……」
「そっ速攻突き返せ!」
「……簪で突けって言われている気がするのは気のせい?」
「なんだ、珍しく理解が早いな」

 正しい解釈だったらしい。

 掌で転がすとしゃらりと綺麗な音をたてながら日の光を浴びて輝く簪はとても見事なものだった。

「朱翠殿にと持ってきたら文字通り突き返されてしまったそうで」
「っどうせ『あなたの髪を飾ることができれば哀れなこの簪も喜びます』なようなことでも言って押しつけていったんだろう!」

 似てるようで似ていない声色で絳攸が言い吐き捨てると、有紀は珍しいものでも見るようにきょとんと絳攸を見上げていた。

――……いつの間にか俺が見上げられるようになったんだな。

 いつもは意識しない有紀との身長差に気づき、不意に目の前の幼なじみが自分よりも小さい存在だったことを認識した。

「凄いね、さすが絳攸。腐れ縁って言うだけあるね」
「っ腐りかけてるがな」
「腐りかけるほど一緒に居たんだよね」


 ころころと楽しそうに笑う有紀には一生勝てない気がする絳攸は、諦めたように苦笑を浮かべた。






「あそこで自分も簪を送ると言うだけの甲斐性がないところが絳攸か」
「…藍家の若造め……だが人にやるものだったのを誤魔化して贈るようではまだまだだな」
「あんなものに負けないようなものを作らせて贈ってやる」
「っな!ふざけるな黎深。私でさえ有紀がなんとも言えん顔をするから贈るのは自粛しているんだぞ……!」
「ふん。そんなんは知らん。贈れば喜ぶからな」
「くそっ…!」

「どうでもいいけど君たちはお仕事はいいのかい?」
「「そんなことよりもこっちの方が一大事です!」」


 仲良く府庫の一室から養い子を観察する養い親に邵可は呆れたようにため息をついた。


(不思議な言葉でいくつかのお題2)

お題の解釈に一月以上苦しみました。幸福な情景。満たされた平和な光景。みたいな感じで。

もしもシリーズ。絳攸→有紀

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